昨日(2020.10.28)市民の方から連絡いただき、新潟県警小出警察署の方から鑑定を依頼されたフン(国道252号線・新入広瀬橋の歩道上で発見)ですが、本日検体を採集し、鑑定のために洗浄したところ「銀杏30個以上」と「柿の実の種20個以上」が含まれていることが分かりました。フンの分量は大人用のラーメンどんぶり1杯分以上あり、個々のフンの直径も3〜4cm程の太さがあります。
以上のことから、このフンはツキノワグマが排出したものとして以後取り扱いたいと思います。またフンの内容物に銀杏と柿の実の種が数多く含まれていることから、このフンを排出したツキノワグマは人里周辺で採食行動をとっている可能性が極めて高いと判断し、県民・市民の皆さんの安全確保の観点から、魚沼市生活環境課へ本日経緯と調査結果を報告いたしました。
<このフンを排出したツキノワグマは銀杏と柿の実を採食しています>
<フンの太さと分量、そして内容物の構成はまさにツキノワグマのフンです>
<人里の近くで採食行動をとっている可能性が非常に高く、厳重な警戒が必要です>
<このブログで何回も言及していますが、クマのフンは様々な情報を私たちに提示してくれます。クマのフンは”寡黙にして雄弁”です>