ヤマセミと出逢う早朝 モーニングライズ

 今日(R01.09.18)の新潟県魚沼地方は朝方の青空が一変し、冷たい雨がシトシトと降っています。最低気温は15.7度(03:00)を記録し、7月下旬からの猛暑を忘れてしまいそうな気温変化となっています。一雨毎に秋が深まってゆき、「北海道の高い山では初雪」という言葉を聞くような季節です。

 さて、定点観察地点の里山と河川ですが、ヤマセミの複数個体を久しぶりに観察しました。連続して同じ方向へ下ってゆく複数の個体の様子から「ヤマセミのつがい」かも知れません。定点観察地点では河畔林と自然河岸がセットで存在していますので、ヤマセミの繁殖や採餌行動にも寄与していることが想定出来ます。

 早朝は野生生物にとって「夜の登場役者」と「昼間の登場役者」が交代するタイミングでもありますので、自然観察には絶好の時間帯です。ヤマセミ(※)は「渓流に生息する大型のカワセミのなかま」ですが、主に河川に生息する魚類を捕食していますので「魚類によるモーニングライズ(早朝に水面羽化するカゲロウ類を食べるために発生する”魚類による水面反転行動=ライズ”)」との関連もあるのでしょうか?今後も詳しく観察してみたいと思います。

 

※過去のヤマセミに関する記事はこちらです。