今日(R01.08.08)の新潟県魚沼地方は爽やかで涼しい朝を迎えています。アメダスの守門観測点における薄明時の最低気温は21.6度(04:28)でした。
さて、先日日本海に出掛けた時のことですが、海岸から500mほど沖合を進んでいると目の前に「(首から上を水面に出している)ネッシー(の写真)にそっくりな生物が20頭ほど」出現しました。その生物は頭の向きが北西に揃っていて、明らかな群れ行動をとっています。一瞬「新生物発見?ネッシーの群れ?」とも思いましたが、その後20頭(羽)はバタバタバタ!とにぎやかに海面を離陸(離水)し、沖の離岸堤まで飛んでゆきました。ああそうか!ネッシーは勘違い、『ウミウ』が20羽海面で群れていたのが正解です。しかし、その構図は「子どもの頃からよく見慣れた”ネッシーの写真”にそっくり」です。
自然観察の際に探している生物の姿に対する認識を「サーチングイメージ」とも言いますが、「正しいサーチングイメージ」が自分の中に定着していると「木陰に隠れている小鳥」や「水流の中で泳いでいる渓流魚」など「雑多な情報の中からも」対象物を素早く見つけることが出来ます(駅の雑踏の中でも知り合いを難なく発見するように)。またその反対に、自然観察の初心者の方などで「サーチングイメージ」が自分の中に無い(観察未経験)と、「たとえ物理的には視界の中に入っていて」も「そこに探している生物がいるという認識」には中々ならないようです。また「陳腐化した(あまりにも一般化しすぎた)サーチングイメージ」は「対象物への誤解の原因」とも成り兼ねません。先の「日本海の小さなネッシー20頭」は、こうした「陳腐化したサーチングイメージ」による「一瞬の誤解」の例かと思います。
またこれも数日前の事ですが、園内の森を軽快に駆け抜けてゆく小動物を発見しました。こちらを気にする風でも無く平和な様子から「NHKの連続テレビ小説”なつぞら”のオープニングアニメの実写版?」とも思いましたが、その仔犬程の大きさと体色から「ああこれは仔ダヌキ(タヌキの幼獣)だ」と理解した次第です。連日の猛暑からかサーチングイメージが揺らいでいるようです。さあ、今日も熱中症にならないよう頑張りましょう。