ソバ(蕎麦)の花の咲く頃

 今日(2018.09.03)の新潟県魚沼地方は台風21号の接近を前にして、雲が厚く空を覆っています。台風による被害が無いことを願います。

 さて、定点観察地点の近くの畑では「秋ソバ(蕎麦)の花」が咲いています。ソバは冷涼な条件でも栽培出来、種蒔きから収穫までの期間も短く、また救荒作物としての役割もあったことから、中山間地域では古くから栽培されてきました。こうした背景もあり、新潟県魚沼地域では地ソバを用いた手打ち蕎麦の名店も良く知られたところです。ソバ以外にもクリ、クルミ、トチなどが食料として利用されてきましたが、こうした木の実はまさに山の恵みであり、里山と生活とが密接に繋がっていたことを示しています。