連日猛暑が続いています。浅草山麓エコミュージアムは標高750mの高原に位置しており、大気の断熱膨張効果(-0.6×7.5)により「平場よりも約4度ほど気温が低い」のですが、体感上はそれ以上に涼しく感じます。これにはいくつか理由が考えられますが、効果が大きいものとして、
・国定公園のフィールド全体にブナの森(木陰)が広がっていて、地上部への直射日光を効果的に遮る
・山岳地形への日射による上昇気流の発生と、これに伴って周囲の森林から届く涼風の存在
・周囲の渓流の存在
等があげられます。また「ブナの葉の蒸散作用」により、森林エリアの気温上昇を抑制する効果もあるでしょう。ブナの森の涼しさはまさに「天然のクーラー」です。