高原では秋の気配が・・・

 日増しにハンゴンソウの花が目立ってきました

 

 お盆が過ぎ、標高760メートルのエコミュージアムの高原では、季節は夏から秋へと足早です。夏の草花もいよいよ終盤。こんどはリンドウなどの秋の花たちが蕾をふくらませて出番を待っています。

 

 

ヤマハギも開花(8月14日)  ツノハシバミの実はどんどん大きく(ナッツがおいしい!) 

 

  8月10日に咲き出したハンゴンソウ(キク科)は、草丈が2メートルくらいと高く、花も黄色で大きく、青空を背景にした姿は遠くからもよく目立ちます。大きく分裂した葉は、手招きする人の手のように見えることから、死者の魂を呼び戻す意味である「反魂」と重ねてこの名前がついたと言われています。とくにお盆には、亡くなった人の霊を迎えるために、仏壇や墓地に飾る花として昔から親しまれてきました。

 これから、ハンゴンソウは日増しにその花数を増やし、行く夏を惜しむかのように

晩夏の空をのびのびと彩ってくれることでしょう。間もなく処暑__高原のさわやかな風に吹かれながら、行く夏をお楽しみください。