ニワトリの卵そっくり ! 劇的変化の始まりです
浅草山麓エコ・ミュージアムのフィールドでは、今年もまたあちこちで写真(7月14日)の卵のようなタマゴタケ(テングタケ科)が出始めました。 茶色のブナの落ち葉の下から真っ白な卵のようなキノコが顔を出し、殻がパックリと割れると赤い本体が現れます。10時間もしないうちに、直径15センチくらいの大きな真っ赤なカサ状になる独特のキノコです。
玄関前にもポコポコと3つも卵が 明日には巨大な傘状に
タマゴタケはあまりに強烈な赤色から、毒キノコのように感じますが、実は優秀な食用キノコとして隠れた人気があるということです。味は強いうま味があり、西洋料理とくにイタリア料理などにはもってこいの食材などとも言われています。
最近、「タマゴタケはいつ頃か」との問い合わせを時々頂きます。例年7月下旬ころから8、9月を盛りに、秋まで何回かに分けて見られるようです。何分にも変化の速いこのキノコ。そのため見つけた時が観察や写真撮影などのチャンスです。
タマガワホトトギス(ユリ科)も開花 エゾアジサイ いかにも梅雨の雰囲気で
毎日模様替えをしているように見える自然の姿に、フィールドでは小さな感動の連続です。