ヒメサユリが咲きました!

       かれんなこの花姿・・・ファンが多いわけですね

 

 お待たせしました!__エコ・ミュージアムではフィールドで研究指標にしているヒメサユリが、6月17日、昨年より数日早く開花しました。

 「ヒメサユリ」という名前の方が、学名の「オトメユリ」よりも親しまれているこの植物、野生種は環境省から準絶滅危惧(NT) に指定されている日本固有種の希少な植物です。 

 

 

  今日はどのコースにする?              爽やかな緑が幾重にも

 

 花は、 雪融けの早い鬼ケ面山方面では夏至を挟んだ6月下旬がヒメサユリの見頃に、また雪田の残る浅草岳山頂付近では 7月上旬の「七夕」の頃と思われます。青空に浮かぶ白い雲の下に、爽やかな緑色の草原と白く残る雪渓を背景に、可憐なヒメサユリが甘い香りを漂わせながらそよ風に揺れる風景は、それはもう絵に描いたような 風景が広がります。

 

  

             カワトンボがとくに多くみられます 

 

 ヒメサユリの「初見」の登山も心が躍りますが、見頃となる直前の高揚感もまた格別かと思います。ヒメサユリの回廊とも言われる鬼ケ面ルートは、炎天下の長い稜線歩きとなります。熱中症対策など、 何よりも安全第一で「ヒメサユリトレッキング」をお楽しみください。そして、下山後にはエコミュージアムで、浅草岳を 見上げて山行を結んでいただくのはいかがでしょうか。