秋来ぬと目にはさやかに見えねども・・・

   ノリウツギ 涼やかに

 

 明日8月8日は立秋です。「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」と、藤原敏行が立秋の日に詠んだといわれています。 

 「立秋は秋の始まり。立秋の日頃が暑さのピークとなり、朝夕には少しずつ涼やかな風が吹き始める」といわれます。しかし、実際にはまだまだ厳しい暑さが続き、夏真っ盛りという感じを持つ人も少なくないことでしょう。昨日(8月6日)は、魚沼市の中心にあるアメダス小出で、今夏これまでの県内最高気温38.0℃が記録されています。

 

  

エゾリンドウにつぼみ  ネジバナ ハンゴンソウもっと大きく

 

 それでも立秋を過ぎれば、少しずつ空や雲の様子にも秋の雰囲気を感じ、虫の鳴き声も耳にするようになります。エコミュージアムのフィールドでは、ノリウツギの真っ白い花がいかにも涼やかに、ハンゴンソウやエゾリンドウの蕾は日増しに大きくなり出番を待っています。ここでは、長岡市などの平場より4℃前後も気温が低い爽やかな高原の風が吹き渡っています。