特大の葉っぱのホオノキ (モクレン科)
初夏のこの時季、フィールドでひと際大きく爽やかな緑色の葉でよく目にする木はホオノキ(朴の木)です。モクレン科落葉高木の1種で、輪生状につく大きな葉は、日本自生の樹木の中では最大級と言われています。写真のようにとにかく大きく(やや誇張)て存在感が抜群です。 大きな葉は、昔は食べ物を包んだり焼いたりすることに使われてきました(朴葉味噌など)。材は均質で柔らかく、細工物など昔から生活の中でよく利用されてきました。また、大きくのびのびとしたその葉は、お面や風車などとして子どもたちの遊び道具の一つでもありました。
このホオノキの花は、里ではかなり前に終わりましたが、ここではこれからあのシンボリックな大きな花が咲き出すのも間もなくです。
咲き出したトキソウ(ラン科) 花盛りのケナシヤブデマリ ウラジロヨウラク