静寂につつまれたフィールド

       西側からの浅草岳           エコミュージアムのフィールドから

 

   暦の「大雪」を前に、完全越冬状態に入っている浅草山麓エコミュージアム。今年は降雪が

遅くまだ何とか入山できるため、管理巡回パトロールに行ってきました。 現地は、鳥の声さえ

聞こえず全山深閑として静まり返っていました。

 

   間近に望む浅草岳は、 沈みつつある太陽が山頂を明るく照らし、まるで3000メートル級の

冬山のような神々しいばか りの雰囲気でした。 足元ではさまざまな生き物たちが、数か月間

連日氷点下の烈風が吹きすさぶ厚い雪の下で、0℃前後 の「温かい」環境でじっくりと過ごし

ます。そして、蓄えたエネルギーを雪消えとともに爆発させるような、 あの春の到来を待つの

です。