浅草山麓エコミュージアムのブナ林も、すっかり葉を落とし、晩秋から初冬の雰囲気となって
きました。
今年は木の実が不作でした。ブナ の実が豊作だったので、なんとなく豊作ムードが漂っていま
したが、よく観察してみると、ブナ以外の木はは意外と不作だったようです。 赤い実が今が見頃
のはずのサビバナナカマド なども、この秋は実をつけない木の方が多いようです。上の写真の木
などは、これでも最も実なりの多い木なのです。
この写真のアズキナシや、瑠璃色の宝石のような美しさを誇ったサワフタギの黒く変わった実
なども、 ほとんど見られません。
でも、足元に枯れ葉の中には、たくさんのブナの実が落ちています。樹種によって豊作、不作が
生じるのは 植物ホルモンや様々な要因が関連するのでしょうが、自然界の不思議さを考えさせら
れます。来春のツキノワグマの子熊の数などの関係もどうなるのでしょうか。