今朝(2020.10.07)も里山エリア(エコミュージアム園内ではありません)の早朝定点観察を実施しました。雨の後は自然観察の絶好のチャンスです。今朝は「クリの実が90%ほど含まれたツキノワグマの立派なフン(デンプン質の多いクリの実は、ほとんどクマの消化器内で消化吸収されます)」や「ニホンザルの群れの採食行動」、「イノシシの水田への獣害」などが観察されました。
<ニホンイノシシのヌタ場(泥浴場)が昨晩の行動を物語っています>
<被害を受けた水田の写真は諸般の事情により掲載しませんが、ニホンイノシシによる稲作への影響(獣害)は甚大です>
<今朝発見したツキノワグマのフンの内容物はクリの実が90%、ヒメグルミとオニグルミで10%ほどです>
<クリの実はデンプン質が多くツキノワグマの胃腸内で消化されるため、固形物分別メッシュにはほとんど残りません>
<道路には泥足で歩んだツキノワグマの足跡がしっかりと残されています>
<クリの実を採食するニホンザルの群れは20頭ほどです>
<樹上空間の採食ステージでツキノワグマとニホンザルは競合しています>
一般には「開発行為のために山にはクマのエサが無い」とか「人間が奥山を荒らしたからクマが里山にやってくる」と説明されますが、この定点観察地点がある新潟県魚沼地域について言えば、「クマやイノシシ、ニホンザルが継続的に観察(生息確認)できるほどのエサ資源が里山(旧薪炭林)に存在している」と判断されます。そして今朝のツキノワグマのフンは本当に立派です。