7月に入り梅雨前線の活動が活発になっています。災害の発生が無く、
順調な梅雨明けを望んでいます。
さて、夏休みを前にしたこの時期になると様々な企画展やイベントの案内が
届きますが、今も昔も「子ども達にとって夏休みは恐竜の季節」という印象が強い
ように感じます。もちろん夏になると地中から目覚めた恐竜が姿を現わし、
市街地を悠然と闊歩する訳ではありませんが、
普段はあまり意識しない「地球の歴史や宇宙の広がり」について、
夏休みの開放感と高揚感は「私たちの探究心のスイッチ」を
入れてくれるのかも知れません。
新潟県内でも様々な化石が発掘されていますが、その知見から気づかされるのは
「大昔の新潟県(日本列島)は今とは全然環境が違う」ということです。
かつては太平洋の海底であり、またユーラシア大陸の東縁の一部、日本海の形成や
海底火山の噴火、巨大な湖、ナウマンゾウが遊ぶ平原など、地球の歴史とともに
大きく環境が変化してきました。
今見ている当たり前の風景や身近に接している生物たちも、長い時間の中で
今後ゆっくりと変化してゆくのでしょうか。
浅草山麓エコ・ミュージアムでは「魚沼地域で産出する化石(海産貝類)」を
テーマとした観察会も開催可能です。興味のある方は事務局までお問い合わせ下さい。