滋賀県立琵琶湖博物館によれば、北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)の日比野友亮学芸員と滋賀県立琵琶湖博物館の田畑諒一学芸技師の研究グループは、「日本で4種目、57年ぶりとなる新種のナマズ属魚類Silurus tomodai(標準和名:タニガワナマズ)」を発見し、国際学術誌に掲載したとの発表がありました。
発表資料によれば、この新種のナマズ(タニガワナマズ)は遺伝学的にはイワトコナマズに近縁であるが「河川の上流部などの流水環境に適応した細長い体型」を有し、国内では東海・中部地方において生息が確認されているとの事です。研究者の皆さんの取り組みに敬意を表するとともに、日本列島の自然環境と多様な生物相について、あらためてその重要性を強く認識するものです。
滋賀県立琵琶湖博物館の報道用資料より
http://www.biwahaku.jp/news/press/180817tanigawananamazu
http://www.biwahaku.jp/wp/wp-content/uploads/2018/08/180817tanigawanamazu.pdf