ライチョウのパネル展の準備を進めていると、スタッフの多くが「ライチョウとの思い出」を持っている事に気づきます。
「北アルプスを登山中、休憩していたらすぐ近くでライチョウが無心に砂浴びをしていた」。
「立山でライチョウの親子がひょこひょこ歩いていて、可愛かった」。etc
考えてみると、本州の尾瀬燧ケ岳や鳥海山などにライチョウがいないのはちょっと不思議ですね。氷河期の終焉から現在に至るまでのある時期、かつてはこうした山々にも生息していたのでしょうか?ライチョウの生息には最高地点の標高や植生、気象条件、火山噴火の来歴、生息中心地からの隔離距離など、様々な要因があるのでしょう。
写真パネル1枚を見るだけでも、様々な興味や疑問が湧いてきます。最後にスタッフが一言。
「仮に浅草岳の山頂にライチョウが居て、そこにヒメサユリが満開で咲いていれば凄い人気になるね!」
確かに・・・。ライチョウ、可愛いです。